【セブ島】バジャウ族の住居はこんな感じ!
マーヨンブンタグざねです。今回はセブ島に住むバジャウ族の所に宿泊してきたので、その様子をレビューします。
バジャウ族とは
伝統的にヤスを使った素潜り漁によって生計をたてている部族です。彼らは数世紀に渡ってマレーシア、インドネシア、フィリピン周辺の海で暮らしているそうです。過去バジャウ族の人々は多くの時間を海上で過ごしていたようですが、そのうちの一部は現在セブ島のマンバリンという地区に定住しています。下のリンクは少し古い記事ですが、バジャウ族の実態が一番分かりやすい感じがしたので、是非ご一読下さい。
シーズンになると、皆で漁に出て大きな魚を捕らえに行くそうです。未だに彼らの素潜り能力は尋常でないらしいです。
バジャウ族への行き方
https://nn-karahajimaru.com/【完全版】-セブ島・バジャウ族までの行き方
この記事の通りでした。筆者はEモールという所までジプニーを乗り継いで行って、そこからバイクタクシーでガイサノアヤライへ行きました。ちなみに、この記事にあるトライシカルドライバー達はガイサノモールからバジャウ集落付近まで大量にいるのですが、そこそこおじいちゃんなドライバーでさえ筋肉ムキムキでした。
ムキムキの人たちが使えば、三輪車でさえビジネスが出来るんですね。筋肉万歳。モーターバイクを使ったトライシクルという似たような乗り物もあるんですけどね。はい。
ちなみにジプニーとはフィリピンの乗り合いバスのようなもので、初乗り8ペソ(約17円。最近1ペソ値上がりした模様)でかなりの距離を移動できます(長距離でも大して料金が上がらない)。とても安く移動出来るので、節約したい人やローカル感を味わいたい人にはかなりオススメの交通手段かと思います。乗る際には密集しているので、盗難だけには気を付けましょう。
ジプニーは混みあっていることがよくあるので、中に入り切れない時は写真のように車両後方にしがみ付きましょう。涼しいので、逆に快適です。
またよく見ると、車両横側のペイントは路線名(13c)と行先(TALAMBAN-COLON)になっています。筆者は最初このペイントのことを、タダのオシャレか何かと勘違いしていました。
バジャウ族の集落へ
筆者はトライシカルに乗ってバジャウ族の集落へ向かいました。写真はバジャウ族集落の手前の様子。徐々にダウンタウン感が強くなっていきました。
トライシカルドライバーにバジャウ族集落の手前まで連れて行ってもらい、集落入口から子供に道案内してもらうと、橋渡りが始まりました。
橋なのか木の板なのか分からない道はまあまあ不安定で、落ちるとヘドロまみれになってしまうとのことでした。たまに落ちる人もいるとのこと。
そのまま集落内を進んでいると、なぜか力士が居ました。
そうです。子供たちに囲まれているのは、筆者が未だテレビでしか見たことが無い力士です。
筆者は到底力士に勝てる気がしなかった為、これといったバトルを展開することもなくそのまま集落内を進んでいきました。と言いますか、ツッコミどころが多すぎて逆にスルーしてしまうという事態に陥ってしまったのでした。何で、力士…
集落内には沢山の子供たちがいました。そのせいもあり、どこに行っても賑やかな感じがしました。
松田大夢
しばらく進んでいると、目指していたと思われる建物に到着しました。
そう、ここには松田大夢という日本人が住んでいるのです。
彼はシャイマというバジャウ族の女性と結婚しており、現在息子が一人います。とても可愛いかったです。
この日はヒロム君のお宅に泊めてもらいました。ヒロム君が何故ここに住んでいるのか疑問に感じた人は、彼のブログやツイッター、Youtubeをチェックしましょう。筆者はこの場所を訪れた後に彼のブログを読んで、すっかりファンになってしまいました。
ちなみに、先ほどの力士もこのお宅を目指してやってきました。どうやら彼は現在ごっちゃんこという名前でストリートラップ系Youtuberをやっているらしく、過去には大相撲の力士だったそうです。やはりコスプレではなくガチ力士でした。
宣伝が多くなってしまいましたが、良ければ彼もチェックしてみて下さい。
夕食は屋台飯
夜は夕食を買いに、近くの夜市に出かけました。バジャウ集落の付近は昼でも夜でも人がたくさんおり、何だか活気にあふれている感じがしました。
夕食にはローカルフードを食べてみたかったので、バロットという孵化しかけている卵を買って食べました。ショウガが入っているタレ、塩と一緒に食べると、とても美味しかったです。つまみにすると最高ではないでしょうか。
この家には現在数名の日本人が住み込んでおり、皆で晩御飯を食べました。この日のゲストは筆者(男)と右の女性Yさんの二人。一番手前がヒロム君の美人妻・シャイマです。ちなみに、この夜ヒロム君は外出していました。
住居の様子
ヒロム君の家は3階建てになっており、写真に写っている3階の部屋で主に生活していました。ここの部屋の片側には壁が無いため、風通しがとても良く涼しかったです。夜はわりと快適に寝ることが出来ました。あと、壁がない側から外に向かって放尿する時の解放感が半端ではなかったです。
ヒロム君の家庭ではゴミ含めあらゆるものを海へ投げ捨てていました。バジャウ集落では普通のことのようです。
フィリピンには法律に合致した適切なごみ焼却施設が無く、全てのゴミが埋め立てられています。そのため、国内に多くのゴミ山が出来てしまっているようです。
このバジャウ族居住地域がゴミで溢れているのも、近隣地域や居住地域でごみ処理が適切になされていないせいではないかと思われます。
この集落では、それぞれの家庭が巨大なスピーカーを持っているようで、殆ど一日中どこかから大音量の音楽が流れてきていました。良いですね。こういう雰囲気は大好きです。
一泊してみて
日本の生活に物足りなさを感じる人にとっては、立ち寄ってみるだけでもかなり興味深い場所だと思いました。また、人々にとっての生活の在り方、貧困、環境問題など様々な要素がこの場所では凝縮されて、ダイレクトに感じられるかと思います。
フィリピンで一番ディープな場所とあのヒロム君も言っていたので、興味ある方はぜひ訪問してみてください。ツアーなども開催しているようです。詳細は以下のURLにて。
https://nn-karahajimaru.com/バジャウ族
訪問したい方は、マネージャーに事前連絡を取ってから行くようにしましょう。
にほんブログ村のランキングに参加しております。このブログを応援して下さる方は、良ければクリックしてください。変なサイトには飛びません。大丈夫です。