こんにちは。皆から新型コロナウイルスを疑われるざねです。感染してないはずなのですが。筆者は2019年末、四川省のオシャレな街成都を観光して来たため、その様子をレビュー致します。この時期は観光ばかりですね。
成都とは
四川省の省都で、成都市の人口は約1600万人。東京都全体の人口が1400万人いかないくらいなので、かなりのビッグシティと言えます。
成都は中国人の間ではオシャレな街として名高いそうです。この街は西安を更に都市化して、スタイリッシュにした感じでした。
PRADAなど高級ブランドの並びにユニクロがあるのがちょっと面白いですね。何かパンダもいるし。
グルメ
成都と言えば、四川料理!舌が痺れる花椒と豆板醤を使った料理が殆どでした。ちなみに、上の写真は担々麺だった気がします。とにかく旨かったです。
飲食店や屋台などで注文する度に、必ず辛いやついる?(もちろん中国語)と聞かれるので、辛い物が苦手な人はそこで辛子を抜けば全く問題ないでしょう。そして、実際に食してみると四川料理は思っていたほど辛くなく、むしろ花椒の痺れる感じが強かったです。
筆者がこの街で行った飲食店では、マクドナルド以外では全ての食べ物にラージャオ(花椒と唐辛子などを混ぜた辛いやつ)をかけて食べていました。まあ、筆者も割と何にでも醤油掛けるので、人のことは言えない気もしますが。
成都も麺食が中心のようでしたが、いくつかの店では米を食べることも出来ました。
そして、麻婆豆腐を考案したと言われている、陳麻婆豆腐店もこの街にありました。
この店は結構しっかりとしたレストランで、日本人もチラホラ見かけました。
麻婆豆腐、野菜炒め、白米4人前くらいお腹いっぱい食べて(たしか)900円くらいでした。中国にしてはかなりの贅沢価格。勿論とても美味しかったです。
パンダ基地
筆者は柄にもなくパンダを見に行きました。
流石に本場とだけあって、本当に多くのパンダ(とレッサーパンダ)達が愛くるしい光景を繰り広げていました。
彼らはただ強欲にエサを貪っているだけなのに、本当に可愛いですね。
筆者もご飯を食べているだけで、可愛いなどと言われてみたいです。まあ、乳児期はそうだったはずですが。
園内は森・竹林のようになっており、マイナスイオンが大量放出されていそうな感じの場所でした。
ここに女の子をデートで連れてくれば、彼女がベタ惚れすること間違いなしでしょう。パンダに。
あと、実際にパンダを見て気づいたのですが、彼らは土で体が汚れているため、思っていたほど白い部分が白くありませんでした。見ていると、無性にパンダを洗濯機にぶち込んで漂白したくなりました。筆者だけですかね。
錦里古街
錦里は、秦、漢、三国時代から商業の街として栄えていたそうです。現在はお土産の買い物や軽食が楽しめる観光エリアとして整備されており、街には明・清の時代の建築様式を再現した建物が並んでいました。
筆者は夜7時頃に行ったため、武候祠博物館などいくつかの施設には入場出来ませんでしたが、街は夜市のような賑わいがあって良かったかと思います。
あと、西安や成都ではよく耳かきのサービスを見かけました。
筆者は、西安の城壁の上にあるベンチで耳かきをしているカップルも見かけました。この付近の地方の人たちは、中々耳かきが好きなようです。
都江堰
都江堰は成都市街地からは多少離れていますが、オススメスポットです。ただ、冬の間はほとんど曇りである上に、霧が出ていることが多いため、あまり見晴らしはよくなかったように感じました。ベストシーズンの秋などに訪れるのが良いでしょう。
都江堰は秦代(紀元前221~206)に水利工事が行われ、水不足に悩まされがちだった成都平原に水を供給する施設として利用され始めました。
そして、現代に至るまで基本的にはその姿のまま、ここから農業・工業・生活用水が採取されています。2000年以上の時の流れに耐えうるこの水利施設が古代に建設されたことには、ただただ驚かされるばかりです。
この都江堰も勿論、
世界遺産に指定されています。
入場料が入口80元(約1200円)、更に内部で塔などに 登るのに20元(約300円)と中国にしては高額でしたが、一見の価値はあるかと思います。
ところで、先ほどの入口にいた孫悟空とパンダらしきキャラクターたちに何か違和感を感じなかったでしょうか。
そうです、パンダと孫悟空が何やら不審なコンタクトを取り合っているようでした。お互いに指をさしあっている所を見るに、四川No.1マスコットの座を譲り合っていたのかもしれません。
犀浦
ここは都江堰へ高鉄で向かう最中に、乗り換え時間があったため立ち寄りました。 犀浦駅のすぐ近くに非常に小さな市場があるのですが、全く観光客がおらず、地元の市場感がかなり強い意外な穴場スポットでした。
青城山
道教(中国でメジャーな宗教)発祥の地の1つとして考えられている山で、都江堰と同様に世界遺産に登録されています。
前山と後山があり、高鉄(高速鉄道)の駅から降りてすぐの所で、後山までバスが出ていました。(前山のほうが駅は近い)非常に趣きはあったのですが、正直筆者はこの時点で既に中国っぽい風景に飽き始めていました。
後山には泰安古鎮という唐代から続く古い街があるのですが、残念ながら四川大地震の際に建物が壊滅的な被害を受け、現在の街並みは立て直されたもののようです。お土産屋さんや飲食店、宿などを多く見かけました。
ちなみに後山において徒歩で軽く観光できる範囲はそれ程広くなく(その気になれば、山の散策は出来ますが)、一時間無くても十分回りきれるくらいの規模感です。しかし、筆者の極度の方向音痴ぶりと中国語聞き取り能力の低さの為に、ここで1時間半くらい迷子になり彷徨っていました。
その後、何とか青城山・後山を脱出したものの、彷徨い疲れた筆者は前山を廻ること無く、成都に帰ってしまいました。とほほ。
峨眉山
峨眉山は成都から日帰りで行けるギリギリの距離にあります。中国三大霊山の一つとだけあって、そのスケール感は凄まじかったです。
特に、雲の上に突き出ている山頂からの眺めは最高でした。
山のふもとから山頂までバス、徒歩、ロープウェイの乗り継ぎで行けるのですが、行きは2時間半以上掛かりました。かなり長い道のりでした。
山頂に登る途中では、ずっと雲に覆われている為か山頂よりもかなり体感温度が低く、雪が積もっていました。
ちなみに峨眉山の山頂まで往復するためのロープウェイ+バスのチケットは250元(約3900円)と、筆者的にはかなりの高額料金でした。
今回は行きませんでしたが、
楽山大仏も比較的近く(100km圏内。中国的には近い。)にあるため、
峨眉に一泊してこちらも一緒に廻った方が良いように思われました。筆者は成都から日帰りで両方周ろうとしましたが、
移動時間的にかなり厳しく、大仏には行けませんでした。
この時期はGoogleが使えなかったせいで、まともに情報を得ることが出来ず、全体的にグダグダな感じの観光をしていました。
まとめ
この都市周辺も、中々見所がありました。観光地がそれぞれ結構離れているため、多少旅行時間に余裕がある方にオススメの場所という感じがしました。
旨くて辛い物を食べたい人は是非来てみてください。
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