ざね旅

世界一周の様子をつづります。

アジアの秘境【ラオス】ってどんな国?

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さばでぃーざねです。今回筆者は日本人にとってはあまり馴染みのない国、ラオスに2週間強滞在していたため、せっかくなのでどのような国なのかお伝えさせて頂きます。

 

 

そもそもラオスってどこにある?

 
 
ラオスは東南アジアの国で、首都はヴィエンチャン。言語はラーオ語で、人口は700万人いないくらい。ラーオ族が人口の大部分を占め、それに様々な少数民族が続きます。政府はラオス国籍を持つ人をみなラーオ民族としてみなしているため、正式には少数民族は存在しないこととなっているようです。
 
ラーオ語は、タイの東北部・イサーン地方の言語とほとんど同じのようです。イサーン地方の人々とラーオ族は、元々同じ民族だったようなので当然ではあるのですが。ラオスの家庭では、普通にタイのテレビ番組を見ている様子が見受けられました。
 

ラオスってどんな国?

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国際連合から後発開発途上国に認定されるくらい、開発が進んでいない国です。ただこの国では食料が豊富に取れるため、過去に深刻な干ばつが起きた際にも、飢饉に陥るようなことは無かったそうです。
 
国民の多くは農業に従事しており、一人当たりのGDPは約2600ドルで、日本の一人当たりGDP約39000ドルと比べて約7%と、かなり低所得であることが分かります。(ただアジア圏内で見るとラオスの一人当たりGDPは17位/25ヶ国と、更に貧しい暮らしをしている国は多い。)
 
しかし、この国では食料が豊富にあるためか、フィリピンなどと比べると【貧困】という雰囲気を強く感じられる場所を筆者は見つけられませんでした。
 

使用通貨

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この国ではキープという通貨が流通しているのですが、この通貨も100キープ=約1.3円と、結構単位が大きいです。(ベトナムには敵いませんが)
両替や支払いの際など、慣れないうちは単位が大きすぎて一桁支払額を間違えるということが普通に起きます。また、まれに両替額をちょろまかそうとしてくる人もいるようなので、お金の受け渡し場面では注意しましょう。
 
ラオスの幾つかのお店ではタイバーツやUSドルでの支払いも可能なようでした。ただ、そういった所の支払いレートはあまり良くないようでした。
 
また、ラオスキープはあまり信用度が高くないため、基本的に他の通貨へ両替することが出来ません。ラオスを出国する際にはキープは使い切ってしまいましょう。
 

クレジットカード

ラオスでは基本的に現金払いが主流ですが、観光客向けの場所ではクレジットカードを使用できる場所が割とありました(全部ではない)。しかしながら、筆者が訪れたクレジットカード使用可能な場所では全てカードを使用する際に値段の3%程度の手数料を取られました。クレジットカード使用を勧めるようなネット記事が散見されますが、実際クレジットカード使用はそこまでお得感がありませんでした。
 
 
「ラオス クレジットカード」で調べると、上の記事がグーグル検索の上位に出てきますが、筆者的には短期旅行であれば決して必需品ではないと思いました。キャッシングは利子や手数料も安く、非常に便利ですけどね。
 
ちなみに、クレジットカードのキャッシングはBCEL(ラオス外商銀行)のATMでは1回の取引で20,000キープ(約245円)の手数料が発生していました。
 

QR決済

ラオスのように、インフラ整備があまり進んでない国でさえQRコード決済が導入されつつありました。現在はまだ一部の人しか利用していないような感じではありましたが、もう少し経済が成長すれば、そのうち中国のように爆発的に普及するかもしれません。
 

食事

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この国は開発が遅れていると言いますが、地元の人が食べるような場所も含め、レストランで食べられる料理は普通にかなり美味しかったです。観光客ばかりのお店ではありましたが、特にヴィエンチャンにあったLao Kitchenというお店はダントツに美味しかったです。新宿あたりにオープンしたら、連日行列が出来る気がします。
 

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ラオキッチンのラーブ
この国ではタイと同じように、細長くて、もち米のような触感のインディカ米が多く食べられていました。またフランス統治時代の影響から、フランスパンを使ったサンドイッチが沢山売られており、これもとても美味しかったです。
 

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筆者がかじったサンドイッチ

街の様子 

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ヴィエンチャンのメインストリート
首都のヴィエンチャンでさえかなり小さな街で、本当に首都なのかと疑うレベルでした。巨大ビルを見かけることはなく、もし日本にあったならば、ただの田舎街といったところでしょうか。
どちらかと言うとルアンパバーンの方が観光地化しているため、街の中心部には人が多い感じがしました(居住人口はヴィエンチャンの方が大分多い)。
 
ヴィエンチャンでは、仕事中の店員でさえイヤホンをしてチャットをするなど、かなりダラダラとした感じで仕事をしていました。その尋常ではない脱力感は、他に訪れた都市の中でも最高レベルと言って良いでしょう。
 

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ヴィエンチャン中心街のショッピングモールの様子

ヴィエンチャンの中心街にある、タラートサオモール(普通に小さい)に1月4日の16時頃筆者は行ったのですが、店の半分以上は閉まっており、その他の店も閉店間際という感じでした。見ての通り閑散としていました。その商売っ気のなさたるや。

 

村の様子

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村のインフラはかなり未発達な感じがしました。未だにコンクリート舗装されていない道路や非常に簡素な作りの家など、整備出来る余地はまだまだありそうでした。この国の面白い所は、そういった農村の雰囲気を観光資源として売り出していて、かなりの田舎であるにも関わらず、比較的きちんとしたゲストハウスやホテルが整備されている村が多い所だと思います。
 

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村の家の様子


ノンキャウやムアンゴイ、バンビエンといった村はそのような場所で、非常に低いハードルでこの地方の農村の雰囲気を堪能することが出来ます。

 

何処にでもお金持ちは居る

ラオスは経済的にはあまり豊かでない国ですが、筆者はお金持ちな人をそこそこ見かけました。例えば、ヴィエンチャンではベンツランボルギーニ(と思われるスポーツカー)といったかなりの高級車を見かけましたし、バンビエンという人口2,5000人ほどの村にいた雑貨屋のオーナーはバス、トラック、新車のトヨタピックアップトラックといった車3台を所有していました。
 
ラオスの1998年時点での一人当たりGDPは約260ドルで、当時の日本の一人あたりGDPの0.8%程度しかなく、当時は普通に物々交換による経済が成り立っていたそうです。
しかし、ここ20年間の経済的成長によって、このようなお金持ちが現れていることに筆者は衝撃を受けました。
 

まとめ

ラオスは経済的にはあまり豊かではありませんが、人々の生活を見ている限り、非常にのんびりとしていて暮らしやすそうな国だと思いました。豊かな自然やゆったりとした時間の流れなど、経済指標には現れない豊かさを感じられる場所かと思います。美味しいものも食べられますし、旅先でゆったりとリラックスしたい人は是非ラオスへ。
 
 

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